雨穴『変な家 文庫版』(飛鳥新社)

昨年春に読み始めた本がいつまで経っても終わる気配を見せず(単に読書時間を確保できていないだけ)、気晴らしに書店店頭で手に取ったこちらを読了。ほとんどが会話形式で進むこともあり、非常に読みやすかったです。 読むものにとっていくぶん突飛に見える…

森見登美彦『四畳半神話大系』(角川文庫)

Kindle版を読了。 四畳半神話大系 四畳半シリーズ (角川文庫) 作者:森見 登美彦 KADOKAWA Amazon

大塚英志『物語の体操 みるみる小説が書ける6つのレッスン』(朝日文庫)

朝日文庫版を読了。初版発行日は2003年4月30日で、発売日近辺に買ったはずなので、19年ちょっと寝かしたことになります。ちなみに親本は2000年12月発行とのこと。 物語の体操―みるみる小説が書ける6つのレッスン (朝日文庫) 作者:大塚 英志 朝日新聞社 Amazon

浅倉秋成『六人の噓つきな大学生』(KADOKAWA)

書き忘れていたのでついでに。読んだのはKindle版。 六人の嘘つきな大学生 (角川書店単行本) 作者:浅倉 秋成 KADOKAWA Amazon

東浩紀『ゲンロン戦記 「知の観客」をつくる』(中公新書ラクレ)

電子書籍版を読了。 ゲンロン戦記 「知の観客」をつくる (中公新書ラクレ) 作者:東浩紀 中央公論新社 Amazon

田口賢司『メロウ』(新潮社)

とても美しい小説でした。 メロウ 作者:田口 賢司 新潮社 Amazon

星空めてお『Fate/Requiem 2 懐想都市新宿』(TYPE-MOON BOOKS)

電子書籍版を読了。 Fate/Requiem 2 懐想都市新宿 (TYPE-MOON BOOKS) 作者:星空 めてお TYPE-MOON Amazon

佐藤究『テスカトリポカ』(KADOKAWA)

電子書籍版を読了。 テスカトリポカ (角川書店単行本) 作者:佐藤 究 KADOKAWA Amazon

三木一馬『面白ければなんでもあり 発行累計6000万部――とある編集の仕事目録』(KADOKAWA)

紙書籍版を読了。 面白ければなんでもあり 発行累計6000万部――とある編集の仕事目録 作者:三木 一馬 KADOKAWA Amazon

村上春樹『一人称単数』(文藝春秋)

短編集。8つの収録作のうち、「石のまくらに」から「『ヤクルト・スワローズ詩集』」 までの5篇は初出時に読んでいました。 一人称単数 作者:春樹, 村上 文藝春秋 Amazon

ナイジェル・ニコルソン『ヴァージニア・ウルフ』(岩波書店)

岩波書店が刊行していた(らしい)「ペンギン評伝双書」の1冊。初版発行日は2002年6月27日。発売直後に買ったまま、本棚の奥で眠っていました。 恥ずかしながらこの本を読むまで「ブルームズベリー」のことをまったく知りませんでした。また、彼女が出版社を…

法条遥『404 Not Found』(講談社ノベルス)

404 Not Found (講談社ノベルス) 作者:法条 遥 発売日: 2013/02/07 メディア: 新書

星空めてお『Fate/Requiem 1 星巡る少年』(TYPE-MOON BOOKS)

電子書籍版を読了。 Fate/Requiem 1 星巡る少年 (TYPE-MOON BOOKS) 作者:星空 めてお 発売日: 2019/04/25 メディア: Kindle版

相沢沙呼『medium 霊媒探偵城塚翡翠』(講談社)

電子書籍版を読了。 ヒロインの平板な人物造形がラストのどんでん返しのために必要な仕掛けなのだとしても、終盤に至るまで延々と退屈なテクストに付き合わされることになるのなら、それは単なる苦痛以外の何物でもありません。 medium 霊媒探偵城塚翡…

トマス・ハリス『カリ・モーラ』(新潮文庫)

トマス・ハリスの最新作。短めで読みやすく、あっさりした印象ですが、わたしは好きです。 カリ・モーラ (新潮文庫) 作者: トマスハリス,高見浩 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2019/07/26 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る

三田誠『ロード・エルメロイII世の事件簿2 「case.双貌塔イゼルマ(上)」』『ロード・エルメロイII世の事件簿3 「case.双貌塔イゼルマ(下)」』(TYPE-MOON BOOKS)

電子書籍版を読了。 ロード・エルメロイII世の事件簿 2 「case.双貌塔イゼルマ(上)」 (TYPE-MOON BOOKS) 作者: 三田誠 出版社/メーカー: TYPE-MOON 発売日: 2017/10/04 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る ロード・エルメロイII世の事件簿 3 「c…

米澤穂信『本と鍵の季節』(集英社)

電子書籍版を読了。 (6/23追記)米澤穂信の最新作。高校生を主人公に据えた、高校が舞台の「日常のミステリ」、という点では「いつもの米澤穂信」と言えますし、わたし自身読み始めたときには既視感に似たものを感じもしました。では米澤穂信は今回、自身の…

三田誠『ロード・エルメロイII世の事件簿1 「case.剥離城アドラ」』(TYPE-MOON BOOKS)

電子書籍版を読了。続きも読むつもりですが、うーん…。 ロード・エルメロイII世の事件簿 1 「case.剥離城アドラ」 (TYPE-MOON BOOKS) 作者: 三田誠 出版社/メーカー: TYPE-MOON 発売日: 2017/10/04 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る

淀川長治『淀川長治映画ベスト10+α』(河出文庫)

淀川さんの文章はわたしにとっていささか読みづらく、文法上の飛躍や誤り、同一指示代名詞の連続使用などが気になってしまうからなのでしょうが、でもそこにはそうとしか表現しきれない切迫も感じ取ることができます。まるで今しがた観終えたかのようにサイ…

吉田直樹『吉田の日々赤裸々。2 プロデューサー兼ディレクターの頭の中』(Gzブレイン)

『ファイナルファンタジーXIV』プロデューサー兼ディレクターの吉田直樹によるエッセイ集、第2弾。前巻同様、優れたマネージャー論が語られます。 吉田の日々赤裸々。2 プロデューサー兼ディレクターの頭の中 作者: 吉田直樹 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売…

ロラン・バルト『小さな神話』(青土社)

小さな神話 作者: Roland Barthes,ロランバルト,下沢和義 出版社/メーカー: 青土社 発売日: 1996/06/01 メディア: 単行本 クリック: 2回 この商品を含むブログ (1件) を見る

米澤穂信『犬はどこだ』(創元推理文庫)

犬はどこだ (創元推理文庫) 作者: 米澤穂信 出版社/メーカー: 東京創元社 発売日: 2008/02/29 メディア: 文庫 購入: 3人 クリック: 60回 この商品を含むブログ (145件) を見る

村上春樹・佐々木マキ『ふしぎな図書館』(講談社文庫)

ふしぎな図書館 (講談社文庫) 作者: 村上春樹,佐々木マキ 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2008/01/16 メディア: 文庫 クリック: 21回 この商品を含むブログ (45件) を見る

東野圭吾『沈黙のパレード』(文藝春秋)

初版の371ページ1行目、「それから、と増村は付け足した。」の「増村」は「戸島」の間違いではないかと思われます。 沈黙のパレード 作者: 東野圭吾 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2018/10/11 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る

松浦理英子『最愛の子ども』(文藝春秋)

素晴らしかったです。「わたしたち」と名乗る語り手のスリリングなありようをはじめとして、隅々に至るまで実に巧みに設計されています。物語の舞台となる場所や西暦年号まで特定できるというのに、この中編小説は純度の高い抽象性と非=歴史性を有している…

米澤穂信『真実の10メートル手前』(創元推理文庫)

『さよなら妖精』から続く太刀洗万智シリーズの短編集。太刀洗万智の人物像から言って、三人称での描写、すなわち視点人物を別に設け、その人の目線で彼女を描く方法を採用しがちなのに、この短編集の表題作や『王とサーカス』で大刀洗の一人称を用いている…

殊能将之『殊能将之 未発表短篇集』(講談社)

殊能将之 未発表短篇集 作者: 殊能将之 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2016/02/11 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (5件) を見る

ロラン・バルト『小さな歴史』(青土社)

小さな歴史 作者: ロラン・バルト,下沢和義 出版社/メーカー: 青土社 発売日: 1996/06 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る

中原昌也『死んでも何も残さない 中原昌也自伝』(新潮社)

死んでも何も残さない―中原昌也自伝 作者: 中原昌也 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2011/03 メディア: 単行本 購入: 3人 クリック: 84回 この商品を含むブログ (26件) を見る

法月綸太郎『挑戦者たち』(新潮社)

Howard Hoaxさんの以下のエントリとともに。 挑戦者たち 作者: 法月綸太郎 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2016/08/31 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (9件) を見る