DVD『saku saku Ver.2.0 ヴィンの復習』を観る

発売日に買ったにもかかわらず、引越やらFF12やらで放置してあった「saku saku」DVD第2弾を、ようやく観終わりました。幸福感とせつなさに満ちあふれた3時間でした。
楽しみにしていた特典映像、特に「復習の鬼。」や「アパート住人個別インタビュー」はもちろん充実していて、なかでもインタビューで木村カエラがヴィンセント(というより黒幕さん)にかけた言葉には心を動かされましたが、特典以上にオンエア・ダイジェストがすばらしく、歌を口ずさみトークに声をあげて笑いつつ、同時に去年1年間に起こったいろんなことが脳裏に甦りました。コメンタリーはまだ観て(聴いて)いないのですが、こちらも楽しみです。
それにしても「saku saku」における木村カエラの存在は本当にかけがえのないものだったんだなぁと実感させられます。ほかの番組にゲストで出るような時とは違い、リラックスした空気のなかで持ち前の勘の良さを存分に発揮して、ほかのアパート住人との微妙な間合いだったり関係性だったりを柔軟に表現してみせる彼女のありようは、この番組でしか実現できない種類のものだったと思います。それは彼女自身の魅力であると同時に、黒幕さんやDA・米、浪人生といったまわりの人たちの魅力でもあり、さらに彼ら相互の関係性の魅力であるわけで、どれひとつが欠けてもこの幸福感は実現できなくて、そのことのかけがえのなさに思い至る時、身を切られるようなせつなさに襲われてしまうのです。
次に出るDVDではぜひ残り3ヶ月の映像も使ってほしいものですが、それにしてもオンエア・ダイジェストがたった1時間って、よっぽど著作権に引っかかるネタばかりだったんですね…