サッカー・ワールドカップ観戦・その3

ポルトガル×イラン 2-0
チェコ×ガーナ 0-2
日本×クロアチア 0-0
 
チェコは初戦で見せてくれた美しいサッカーを再現することができませんでした。ワンタッチで細かくつなぐうちに徐々にスピードが上がり、あれよあれよという間にゴール前にボールが運ばれるというあのパスワーク。ヤン・コレルの不在ゆえか、あるいは試合開始早々の失点によるプレッシャーゆえか…いや、それ以上にガーナ代表の能力の高さが、チェコから自由を奪ったということなのでしょう。ディフェンスのうまさもさることながら、ルーズボールを丁寧に拾い、細かくパスをつなぐというプレイを続けて、90分にわたって緊張感を途切れさせないでいること。ここに身体能力の高さが加わった敵を前にして、チェコの繊細なサッカーはもろくも崩れてしまいました。しかしだからといって、第1戦(対アメリカ戦)のあの美しさが損なわれることはありません。