あけましておめでとうございます!

本年もよろしくお願いいたします。年始にあたり、2008年のベスト1を書き残しておきたいと思います。「2008年と言えばコレの年だったなぁ」とあとから振り返るための、主として自分用の記録です。
 
● 映画…『CLEAN』(オリヴィエ・アサイヤス
 
● 音楽…Metric『Grow Up And Blow Away』

Grow Up & Blow Away (Dig)

Grow Up & Blow Away (Dig)

 
● 本…殊能将之『キマイラの新しい城』
キマイラの新しい城 (講談社ノベルス)

キマイラの新しい城 (講談社ノベルス)

 
ホウ・シャウシェンもコッポラもペドロ・コスタもストローブもティム・バートン万田邦敏もロメロも北野武も観逃した人間になにが言えるはずもありません。そんな自分にとって個人的に2008年を代表する1本と言えば『CLEAN』に尽きます。この映画の独特な魅力、独特な力強さ、独特な美しさ、独特な悲しさを、わたしはいまだにきちんと言葉にすることができずにいます。Metricはその『CLEAN』の序盤、クラブで演奏しているバンドですが、そこで初めて知った彼らの3枚目のアルバムを、昨年の後半は繰り返し繰り返し聴いていました。彼らもまた、非常に悲しく美しい音楽を作るバンドです。殊能将之は今年こそ新作を出してくれるに違いないと信じています。
 
健康上の理由で休日の外出が困難だった昨年ですが、今年もその傾向は続くと思います。映画について言えば、新作の多くはスクリーンで観ることをあきらめざるを得ないでしょう。と言いつつもオリヴィエ・アサイヤスクリント・イーストウッドには駆けつけると思いますが。しかしそれよりも部屋にうずたかく積み上げられたDVDの山が問題です。これを消化することを、今年は優先させることになるでしょう。同じく書籍の山を減らすことも積年の課題なわけですが、今年こそ本格的に取り組まなければなりません。気持ちを新たにしてがんばりたいと思います。