あけましておめでとうございます

本年もよろしくお願いいたします。それにしても昨年はこのブログに文章らしきものをほとんど書かなかった…。もはやただの備忘録と化しておりますが、恒例のベスト1についても、毎年書いているとおり2009年を思い出すための単なる自分用の記録でありまして、それ以上でもそれ以下でもございません。ご了承いただければ幸いです。
 
● 映画…『チェンジリング』(クリント・イーストウッド

チェンジリング [DVD]

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● 音楽…Metric『Fantasies』、『CDで聞いてみて。〜ニコニコ動画せれくちょん〜』
Fantasies (Dig)

Fantasies (Dig)

CDで聞いてみて。~ニコニコ動画せれくちょん~

CDで聞いてみて。~ニコニコ動画せれくちょん~

 
2009年はイーストウッドの新作を2本も観ることができて、そういう意味では非常に幸福な一年だったのですが、ではその2本がどんなフィルムだったかと言えば、『グラン・トリノ』にしても『チェンジリング』にしても、「幸福」という言葉とはかけ離れたような、非常に「厳しい」映画だったと思います。特に後者には簡潔にして豪奢、単純にして複雑、そして美しく戦慄すべきショットと場面の連続でした。新作『インビクタス』が早くも2月公開とのことで、楽しみでもあり、恐ろしくもあります。
 
いまさらですが今年になってニコニコ動画にハマりまして、そのニコ動で有名な曲を集めたアルバムが、メトリックのひさびさの新譜と並んでもっとも多くわたしのiPodで再生されたようです。ちなみにわたしが一番好きな曲は「魔理沙は大変なものを盗んでいきました」です。
 
読書量が少なすぎていつも挙げている本については今年はなし。かわりに別カテゴリーでベスト1を挙げておきます。
 
● テレビ…「キャンパスナイトフジ
9月末に地デジ対応テレビとHDDレコーダーを買いまして、それ以来テレビばっかり見ています。レコーダーを買う前はビデオデッキが壊れていたのでオンタイムで見られない番組は素直にあきらめることができたのですが、こんなにどんどん気楽に録画できてしまうとかえっていけませんね。今月からは少し録画する量を減らそうかと思います。
さて、2009年でもっともおもしろかった番組は、間違いなくフジテレビ金曜深夜の「キャンパスナイトフジ」でした。オードリーやハライチといった今をときめく若手芸人がネタ番組と違う顔を見せてくれるのも楽しみですし、女子大生たちが非常に個性的なのもいいですし、その女子大生たちの個性を巧みに引き出す司会のケンドーコバヤシもすばらしい。ハライチ・澤部の「杉さん、違うんだ!」とか、矢敷姉妹のドラゴンボールネタとか、下ネタにひるまない横山とか、その横山やギャング・宮崎が所属する「ヤンキーチーム」とか、黒ありの「あ、つ〜い!」とか、そんな黒ありが大好きなオードリー・春日とか、許諾迪の毒舌とか、「キャンパスナイトフジ」の見所を挙げればきりがありませんけれど、今いる4年生たちが4月以降どうなってしまうのか若干不安も感じつつ、可能な限り続けていってほしいと思います。大晦日(というかお正月)の6時間生放送もちゃんと見ました。
 
● ゲーム…『ペルソナ4
ペルソナ4

ペルソナ4

ペルソナシリーズをプレイするのは初めてでしたが、最初はとにかくいろんな意味で衝撃的で、わたしが知っているRPGとはまるで違う部分(主にシステム的なことです)にとまどいつつ、自由度の低さやノベルゲーム的な側面も含めて、それが次第に魅力的に感じられてくるのが、わたしにとっては非常に新鮮な体験でした。物語の終末部はいささか陳腐でしたけれど、物語分岐部分の展開の緊迫感あふれる演出など、とてもよくできています。
 
 
昨年末に腰を痛めまして、今まで以上に長時間同じ姿勢で座っているのがきつくなりました。劇場で映画を観たい気持ちはあっても、観ているあいだのつらさや、観終えたあとでの(その日の夜や翌日の)痛みのことを考えると、どうも足が遠のいてしまっています。幸い(?)観ていないDVDがたくさん部屋にありますので、片付ける意味も含めて、今年はよりいっそう部屋の中で過ごす週末が増えるでしょう。