『ジャッキー・ブラウン』(クエンティン・タランティーノ)

BDで。劇場公開時以来、2度目。これも初見時にはあまりおもしろく思えなかったのですが、ずっと気にはなっていて、今回観直して悪くないと感じました。当時弛緩しているように思った各場面の演出にも独特の色気があり、その色気が理解できたからか長さについてもあまり気になりませんでした。いや、長すぎるのは間違いないのですが、この経済性の悪さがタランティーノなのでしょう。イーストウッド的な「遅延」とは別の、言ってみれば単なる「無駄」ではあるのですが、でもそれも悪くないです。

ジャッキー・ブラウン [Blu-ray]

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