新年のご挨拶

本年もよろしくお願いいたします。

昨年春に母が亡くなり、気持ちのうえでとても不安定な一年でした。新年を迎えてもその混乱と不安は尾を引いていて、手探りで生きている感覚が拭いきれずにいます。

母のことを、たとえばここに書くことで、気持ちの整理につなげられるかとも思うのですが、結局書けないまま年を越してしまいました。

以下、恒例のベスト1記事です。

 

● 映画…『皆さま、ごきげんよう』(オタール・イオセリアーニ) 

皆さま、ごきげんよう [DVD]

皆さま、ごきげんよう [DVD]

 

 昨年は映画館にはあまり行けず、DVD・BDで観たものがほとんどですが、それでもトータル112本(うち、スクリーンで観たのは7本)はここ数年でもっとも多いはずです。11月頃から失速してしまったのが悔やまれます。

ベスト1をスクリーンで観たものに限定するつもりはないのですが、イオセリアーニの新作を観ることのできた年、ということでこれを挙げておきます。

DVD・BDではフランシス・フォード・コッポラの未見の映画を、ようやくまとめて観ることができた年でもありました。それ以外では『柔道龍虎房』(ジョニー・トー)が印象的で、映画の生々しさにひさしぶりに肌で触れた気がします。

 

● アニメ…『けものフレンズ』 

未見のまま残っている秋アニメがかなりありますが、ベスト1はやはりこれですかね。あまり話題になりませんでしたが、『小林さんちのメイドラゴン』もとてもよかったです。早くBOXにならないかな…。

昨年の年始記事に書いたとおり、本数は減らすことができたのですが、買いためたものの消化はまったく進んでおらず、反省することしきりです。今年こそは。

 

● 音楽…toddle『ETERNALBEAT』

ETERNALBEAT(通常盤)

ETERNALBEAT(通常盤)

 

わたしのiTunes/iPodで昨年もっとも再生回数の多かったのはねごとのニューアルバムでした。とはいえ、昨年はあまり音楽を聴かなかったので、少なめなのですが。

世間一般の評価がどうなっているのかよく知りませんが、ねごと、いいですよね。そして、この記事を書くのにアマゾンを検索していて、このアルバムのライヴツアーのBDとニューアルバムが出ていることを今知りました。さっそく買わねば。

 

● ゲーム…『ニーア オートマタ』(プラチナゲームズスクウェア・エニックス) 

ニーア オートマタ - PS4

ニーア オートマタ - PS4

 

昨年1月に『ファイナルファンタジーXIV』を引退して、その後春は『ニーア オートマタ』を、夏場は『ペルソナ5』を、9月後半からは『Fate/Grand Order』をプレイしました。『FGO』が忙しくて『ペルソナ5』はまだトロフィーコンプリートできていません。

『ニーア オートマタ』は本当に素晴らしかった。多くの人がEエンドをプレイし直すたびに、思わずまたセーブデータを消してしまうという一事からもわかるとおり、ゲームによる感情表現の、現時点での極致にあると思います。非常にエモーショナルな体験であり、またそれが機械仕掛けの「人形」の物語として実現されることが、実に興味深く思えます。終わってから思わず前作『ニーア レプリカント』を買い直してしまいましたが、まだプレイできていません。わが家のPS3が元気なうちにやっておきたいところです。

FGO』については、いずれ独立した記事を書きたいと思っております。