『ザ・タウン』(ベン・アフレック)

 BDで。初見だと思い込んで観始めて、あれ、この高台のうえの花壇で街を見下ろしながら主役の男女が話をするショットとか、ジェレミー・レナーが撃ち殺されるシーンとか、そこここに既視感があって、このブログを検索したところ、7年前の劇場公開時にすでに観ていたようです。ということで2度目。

レベッカ・ホールベン・アフレックの正体に気づくきっかけは、声が物語的に難しいようなら手の触感であってほしかったですし、FBI捜査官のシーンはもう少し減らして経済的に構成されるべきですし、ブレイク・ライヴリーが密告する経緯も同様にもたついていて効果的ではないですし…と、よくない点をいくつも挙げることはできるのですが、先に書いた高台のうえの花壇の場面を筆頭に、いくつかの優れた空間とショットがあり、決して嫌いになれない映画です。

ザ・タウン 〈エクステンデッド・バージョン〉 [Blu-ray]

ザ・タウン 〈エクステンデッド・バージョン〉 [Blu-ray]