サッカー・ワールドカップ観戦・その7

イングランド×ポルトガル 0-0(1-3)
ブラジル×フランス 0-1
 
準々決勝、後半の2戦。
ポルトガルはデコ不在のゲームをなんとかしのいだというところでしょうか。得点が生まれそうな空気が全く感じられませんでした。ゴールが遠かったのはイングランドも同様でしたが、加えてルーニーのレッドカードとベッカムの負傷が痛かった…。イングランドサポーターで埋め尽くされたスタジアムでのPK戦、観ているこちらが緊張のあまり眼を背けたくなるほどでしたが、キーパーのリカルドを筆頭にポルトガルの面々は実に落ち着いていました。最後のシュートを決めたクリスティアーノ・ロナウドの表情はとても美しかったです。
フランス代表にもジダンにも格別思い入れはないわたしですが、ジダンの放ったクロスボールをアンリが右足でゴールに蹴り込んだあの瞬間、なぜだか涙が出てしまいました。決勝トーナメントの2試合を経て、フランス代表は他のチームにはない独特の雰囲気を身にまといつつあるようです。マケレレヴィエラテュラムといったベテランたちに若いリベリが加わって、なんとも不思議なねばり強さを見せ始めています。
ということで、残念なことにブラジル代表は潜在能力を潜在させたまま帰国することになってしまいました。