2006-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『ビフォア・サンライズ 恋人までの距離』『ビフォア・サンセット』(リチャード・リンクレイター)

DVDで。リチャード・リンクレイターの映画を観るのはこれが初めて。『スクール・オブ・ロック』も『ウェイキング・ライフ』も観逃しているのです。 『ビフォア・サンライズ』は結構ベタな設定で、どうなることかと思いつつも、これがなかなか心地よくて、…

『レッツ・ロック・アゲイン!』(ディック・ルード)

吉祥寺バウスシアター1にて。ジョー・ストラマーのドキュメンタリー。クラッシュは中学・高校の頃からよく聴いていたのですが、その後のジョー・ストラマーについてはこれまで詳しいことを知らずにいました。なのでジョー・ストラマー&ザ・メスカレロスのフ…

『グッドフェローズ』(マーティン・スコセッシ)

DVDで。公開時に観逃してしまい、その後ずっと観たいと思っていたこの映画を、今日ようやく観ることができました。ある時期以降のスコセッシ作品は、どれも「映画史」として捉えることができるように思います。ラスト、田舎に隠れ住む密告者レイ・リオッ…

『ミュンヘン』(スティーヴン・スピルバーグ)

新宿ピカデリー2にて。2回目。 前回観た時にも気になっていたのですが、作品冒頭でオリンピック選手村に忍び込む「黒い九月」のメンバーたちが、バッグから銃と一緒に帽子を取り出し、仲間に投げ渡すところがあります。テロリストの中にはカウボーイハットを…

『ドラゴンハート』(ロブ・コーエン)

DVDで。

今日のお買い物

『ザ・インターネット』(アーウィン・ウィンクラー)

DVDで。ジャック・グリーンのキャメラで、言われてみれば、夜の遊園地の回転木馬の場面だとか、台所に立つサンドラ・ブロックのショットなどちょっとしたところにも、暗部の美しさが際だっているように感じられます*1。ネット社会を背景とした陰謀という…

『NARC』(ジョー・カーナハン)

DVDで。

今日のお買い物

本屋さんに行ったら松浦寿輝さんの『方法叙説』が平積みされていたので即購入。装幀は菊地信義さん。菊地さんのシンプルさがこの本には合っているのかもしれませんが、鈴木一誌さんによる『方法叙説』というのも見てみたかったです。

トリノオリンピック・女子カーリング予選

NHK地上波で日本対イタリア戦(ダイジェスト)の後半を観ました。ラスト、第10エンドの手に汗握る攻防は、小野寺の絶妙のラストショットが決め手となって、日本が勝利をものにしました。イタリアのスキップの人はダリオ・アルジェントの親類かと思いましたけ…

東野圭吾『容疑者Xの献身』(文藝春秋)

容疑者Xの献身作者: 東野圭吾出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2005/08/25メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 157回この商品を含むブログ (986件) を見るこの小説家の作品を読むのはこれが初めてなのですが、明確な構造のもとに丁寧に細部を積み重ねてい…

『ミッシング』(ロン・ハワード)

DVDで。これはいい映画でした。公開時に観逃したことが悔やまれます。ラストの崖での対決シーンは特によかったと思います。 そう言えば『シンデレラマン』には主人公のボクサー(ラッセル・クロウ)が8mmフィルムで対戦相手の試合を観る場面がありました…

トリノオリンピック・女子カーリング予選

オリンピック、今日まで全然観てなかったのですが、たまたまテレビつけたらやっていたカーリングがめちゃくちゃおもしろくて、ついつい観続けてしまいました。日本対カナダ戦。全然知らなかったルールも観てるうちにだんだん理解できてきて、石の置き方やら…

『スリー・キングス』(デヴィッド・O・ラッセル)

DVDで。

『ダブル・ジョパディー』(ブルース・ベレスフォード)

DVDで。

『ボビー・フィッシャーを探して』(スティーヴン・ザイリアン)

DVDで。初見。とてもいい映画でした。練り上げられた脚本の簡潔にして的確な場面構成、短いショットと長めのショットの連鎖がもたらす緊張感と躍動感、主人公の少年を演ずるマックス・ポメランクによるささやき声のナレーションの美しさ。ザイリアンはチ…

内田樹『映画の構造分析 ハリウッド映画で学べる現代思想』(晶文社)

映画の構造分析作者: 内田樹出版社/メーカー: 晶文社発売日: 2003/06/11メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 19回この商品を含むブログ (54件) を見る内田樹(の本)は本当に退屈です。言っていることが間違っているとは思わないのですが、その「正しさ」か…

『機動警察パトレイバー2 the Movie』(押井守)

DVDで。

『機動警察パトレイバーTHE MOVIE』(押井守)

DVDで。

『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』(青山真治)

シネセゾン渋谷にて。2回目。

大吉カレー@パク森渋谷店

パク森のカレーを食べるのは何年ぶりのことでしょうか。職場が近かったこともあって、市ヶ谷店には一時期かなりの頻度で通っていたのですが、それも会社の引っ越しでぱったり行かなくなってしまいました。 たまには違うものを食べようと思っていても、いざ席…

『フィラデルフィア』(ジョナサン・デミ)

DVDで。

『秋津温泉』(吉田喜重)

ポレポレ東中野にて。初見。あまりにすごいシーンの連続に、呆然となりながら何も考えられずただただ最後まで画面を見続けるのみでした。岡田茉莉子が旅館の廊下(あの写り込み!)の椅子や河原の石や樹の幹に頭をあずけるようにして寄りかかるさまがなんと…

『パニック・ルーム』(デヴィッド・フィンチャー)

DVDで。公開時に観て以来、2回目。わたしはどういうわけだかこの映画がとても好きなのですが、その理由をいまだにうまく言い表すことができません。デヴィッド・コープによる脚本のすばらしさだとか、ヒッチコックへの言及だとか、フォレスト・ウィッテカ…

『アウトランド』(ピーター・ハイアムズ)

DVDで。木星の衛星イオが舞台の近未来SFなのですが、麻薬によって鉱山街を支配する権力者に、頑固ものの保安官(ショーン・コネリー)がひとりで立ち向かうという話は、もろに西部劇なのでした。いや、西部劇というより『真昼の決闘』(フレッド・ジンネ…

今日のお買い物

『悪霊喰』(ブライアン・ヘルゲランド)

DVDで。無駄なくきれいにまとまった脚本が好ましく、最後まで楽しく観ることができました。サン・ピエトロ寺院の建設現場での兄の事故死を「罪喰い」が回想するシーンがよかったです(宙吊りと落下)。

馳星周『長恨歌 不夜城完結編』(角川書店)

長恨歌―不夜城完結編作者: 馳星周,横山孝一出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2004/11/30メディア: 単行本 クリック: 10回この商品を含むブログ (45件) を見る

『ミュンヘン』続き

昨日の感想に書きそびれたことがいくつかあって、スパイ映画やノワールものの感触についてだとか、スピルバーグ作品では珍しい(と思う)性交の描写だとか、ゴルダ・メイア首相役の女優のすばらしさだとか、家に帰ったら書き加えようと仕事中もいろいろ考え…

『ミュンヘン』(スティーヴン・スピルバーグ)

新宿ピカデリー2にて。とてもおもしろい映画で、誤解を恐れずに言うならスピルバーグはやっぱりどこかおかしな人なのでした。もう一度観る予定なのですが、とりあえず思いついたことをメモしておきます。 父親の主題はこのフィルムにも引き継がれています。…