2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

『壁の中に誰かがいる』(ウェス・クレイヴン)

DVDで。2回目。 タロット占いに始まる静かな導入部分から祝祭的なラストに至るまで、緊張感と笑いが不思議な自然さで同居する、実に美しい映画です。『ゾンビ伝説』と同様、ここにも革命と解放があり、倒錯的な拷問があり、死者に限りなく近いものたちが…

『ゾンビ伝説』(ウェス・クレイヴン)

DVDで。ゾンビ映画かと思って観たら、言葉の正確な意味での「ゾンビ」は出てこなくて、仮死状態のまま生埋めされるというエドガー・アラン・ポー『早すぎた埋葬』のヴァリエーションなのでした。ヴードゥーの儀式と黒魔術、拷問と革命、非=西洋世界との融…

『時をかける少女』(細田守)

テアトル新宿にて。7週目の平日夜だというのに、客席は8〜9割埋まっていました。

今日のお買い物

アイ・ヴィー・シーの「RKOクラシックホラー ヴァル・リュートン傑作集」は垂涎もののラインナップで、本当は6本すべて欲しかったのですがお金がないのでとりあえずジャック・ターナーとロバート・ワイズ各2本を購入。さらにアンソニー・マンとジャン・ルー…

『スクリーム3』(ウェス・クレイヴン)

DVDで。劇場公開時以来、2回目。 シリーズ全体に採用されるメタ構造、ジャンル映画によるジャンル映画の法則への自己言及*1、入れ子構造といった側面は、それ自体決してこのシリーズだけにユニークな特徴とは言えませんし、2作目の「演劇」の主題や3作目…

『スクリーム2』(ウェス・クレイヴン)

DVDで。劇場公開時以来、2回目。

『スクリーム』(ウェス・クレイヴン)

DVDで。劇場公開時以来、2回目。

『鮮血の美学』(ウェス・クレイヴン)

DVDで。初見。ウェス・クレイヴンの初監督作品です。

今日のお買い物

スワンプ・ウォーター [DVD]出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン発売日: 2006/08/18メディア: DVD クリック: 8回この商品を含むブログ (6件) を見る黒船 [DVD]出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテ…

高橋哲哉『靖国問題』

靖国問題 (ちくま新書)作者: 高橋哲哉出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2005/04/01メディア: 新書 クリック: 75回この商品を含むブログ (246件) を見る意図して今日読了したわけではありません。たまたまです。

『ローズ・イン・タイドランド』(テリー・ギリアム)

恵比寿ガーデンシネマにて。 舞台となる家の揺り椅子に腰掛けるやそのまま動かなくなり、作品後半はミイラ化して家の中心部に横たわり続けるジェフ・ブリッジスの存在がなんとも言えずすばらしいです。

『M:i:III』(J・J・エイブラムス)

新宿プラザにて。 トム・クルーズ演ずる主人公はシリーズ1作目・2作目と同様、今回もまた垂直軸の人であり、落下運動や上昇運動による宙吊りの姿勢が強調されます。冒頭の救出作戦も、ヴァチカンでの誘拐作戦も、あるいはエレヴェーターからの脱出や「ラビッ…

夏休み

1週間ぶりの更新です。 夏休みになったらシネマヴェーラの小津特集に行って、もうすぐ終わってしまいそうなあの映画やこの映画を観て、それからなんと言っても海!海に最低2回は行きたいし、日帰りの小旅行にも出かけたいし、前から企画しているカレー食べ歩…

『オーメン』(リチャード・ドナー)

DVDで。初見。

今日のお買い物

トータスのボックスセットは3CD+1DVDの計4枚組。この内容で3,500円はお買い得です。我慢していたフランク・ブラックの新譜も結局買ってしまいました。その他、パホのニューアルバムとボニー・プリンス・ビリーの3曲入りシングルも。

『ディセント』(ニール・マーシャル)

シネセゾン渋谷にて。精神的な傷を抱えたヒロインが洞窟にもぐるというあからさまに分析的な物語でありながら、ケーヴィングのディテールの丁寧な描写が、緊張感を最後まで持続させることに成功しています。中盤以降続く視界の限定性も、サスペンスをよりい…

『ロボコップ』(ポール・ヴァーホーヴェン)

DVDで、もう一度。 その近未来SF的な設定にもかかわらず、この映画はとても古典的な相貌を持っています。物語的な構成もさることながら、例えばカートウッド・スミスに撃たれたナンシー・アレンが砂利の斜面を転げ落ちるショットなどを見ても、古典的な西…

今日のお買い物

RHINOレーベルから出たジュディ・シルの2枚組は、ファーストアルバム“Judee Sill”とセカンドアルバム“Heart Food”のカップリング。ボーナストラックが多数収録されています。マウス・オン・マーズの新譜も店頭に並んでいました。 家ではBONNIE PINKのベスト…

『引き裂かれたカーテン』(アルフレッド・ヒッチコック)

DVDで。ちゃんと観るのは今回が初めて。 もちろん音響は随所において大胆かつ繊細に使用されているのですが、グラスのなかの凍った水をフォークで割るというギャグひとつ取っても、この作品がサイレント映画のような演出とショット構成にもとづいて作られ…