『Fate/Samurai Remnant』(コーエーテクモゲームス)

PS5版をプレイ。発売日の9/28から開始して本日ようやくトロフィーコンプリート。プレイ時間はトータル120時間前後。屋台の食べ物制覇と逸れのセイバーの異傳開放に手間取って、結果的に4周以上やってしまいました。大江戸稼業、町の試練、百鬼捕物帳、回想戦はすべてコンプしています。

シナリオは『stay/night』へのリスペクトが感じられる構成で非常にきれいにまとまっており、最後まで楽しく遊ぶことができました。普通の人間である主人公がサーヴァントと直接戦うという話を聞いて、力の差をどのように解決、処理するのかと思っていたのですが、この物語であれば説得力は充分と感じました。よくできている分、突き抜けたものには乏しいとも言えるのですが、とはいえある程度入り組んだ物語をここまでしっかり語りきっているわけですから、それ以上を求めるのは贅沢というものです。

最後まで難易度「剣客」で遊びましたが、この難易度であればアクションが苦手なわたしでもさほど難しくはありませんでした。得意な方は「剣客」だと物足りないかもしれません。彫仏のQTEには苦戦しましたが、英雄王像もなんとか作成できてよかったです。

あえて難点を挙げるとするなら良くも悪くもJRPG的なところで、ゲームシステムに対する既視感のようなものはあるかもしれません。いろいろなタイプの遊びの要素があるのですが、既存のパーツを組み合わせただけ、とも言えます。とはいえ、シナリオを楽しむうえでは欠点にならないでしょう。

DLCのシーズンパスも購入済みなので、この先ももう少し楽しめそうです。