『アウトランド』(ピーター・ハイアムズ)

DVDで。木星の衛星イオが舞台の近未来SFなのですが、麻薬によって鉱山街を支配する権力者に、頑固ものの保安官(ショーン・コネリー)がひとりで立ち向かうという話は、もろに西部劇なのでした。いや、西部劇というより『真昼の決闘』(フレッド・ジンネマン)ですね。で、差し向けられた殺し屋を返り討ちにしたショーン・コネリーが、最後に酒場で権力者を殴る。男が男をげんこつで殴る場面をラストに持ってくるあたり、悪くないじゃないですか。孤立した保安官にただひとり協力する口の悪い女医者もなかなかでした。
どうでもいいけど、記録映像の再生がビデオテープっぽいところが1981年作品ならではで、なんとも懐かしい感じにさせられました。