2006-01-01から1年間の記事一覧
DVDで。 この映画を観るのはこれが5度目か6度目ですが、観るたびごとにラストのキスシーンで涙が止まらなくなってしまいます。どうにも思い入れが強すぎて、うまく感想をまとめられる目算がありませんので、とりあえずここ数日考えていたことを箇条書きに…
サクセスの秘密―中原昌也対談集作者: 中原昌也出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2001/02/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 4回この商品を含むブログ (9件) を見る
新宿アカデミーにて。
テアトル新宿にて。観るものを落ち着かない気分に陥れる、なんとも奇怪でいびつなフィルムでした。さまざまなジャンル映画の要素が入り乱れたその物語はどうにも据わりが悪く、ひとつひとつの要素が作品内でちゃんと機能しているようでいて微妙に収まりのつ…
アンチ・オイディプス(上)資本主義と分裂症 (河出文庫)作者: ジル・ドゥルーズ/フェリックス・ガタリ,宇野邦一出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2006/10/05メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 105回この商品を含むブログ (144件) を見るアンチ・オイデ…
新宿オデヲン座にて。
わが悲しき娼婦たちの思い出 (Obra de Garc〓a M〓rquez (2004))作者: ガブリエル・ガルシア=マルケス,木村榮一出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/09/28メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 39回この商品を含むブログ (114件) を見るガブリエル・ガルシ…
DVDで。3回目。 ジェイミー・リー・カーティスが警察学校の卒業パーティで女友だちと記念撮影をするシーンがあって、そこで彼女はとっさに友だちをはがいじめにして頭に銃を突きつけるポーズを取ってみせます。もちろんふたりともふざけてやっていること…
DVDで。観るのはこれが5回目か6回目。劇場公開時にも観ています。 キアヌ・リーヴスは「水の男」であり、冒頭の射撃試験のシーンとラストシーンの両方で、降りしきる大雨が彼をずぶ濡れにします。ロリ・ペティとの出会いも、パトリック・スウェイジとうち…
好き好き大好き超愛してる。作者: 舞城王太郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/08/07メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 179回この商品を含むブログ (335件) を見るやっぱり舞城王太郎はおもしろいです。表題作も「ドリルホール・イン・マイ・ブレイン…
ニア・ダーク 月夜の出来事 [DVD]出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン発売日: 2006/09/21メディア: DVD購入: 1人 クリック: 18回この商品を含むブログ (7件) を見る明日9/21発売の『ニア・ダーク 月夜の出来事』国内盤DVDですが、CD…
新宿グランドオデヲン座にて。
DVDで。ビグロー祭り第2弾は彼女の長編デビュー作。観るのは2回目です。 この傑作について、いやこれに限らずキャスリン・ビグローのフィルムについて、その美しさを言葉にするのはとても難しいのですが…例えば『ラブレス』において、アメリカのとある田…
ここ数日の東京はとても気温が低くて一気に秋に突入した印象なのですが、季節の変わり目のお約束、またしても風邪をひいてしまいました。体力が落ちているところに部屋にこもりきりでクーラー入れっぱなしなわけですから、体調を崩さない方がおかしいのです…
シネマトグラフ覚書―映画監督のノート作者: ロベール・ブレッソン,Robert Bresson,松浦寿輝出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1987/11/01メディア: 単行本購入: 9人 クリック: 79回この商品を含むブログ (42件) を見る来るべき書物作者: モーリスブランショ,…
DVDで。初見。
新宿武蔵野館3にて。終盤ずっと吐き気に悩まされていたのですが、これは激しく揺れるキャメラに酔ってしまったからなのか、それとも直前に食べたいかたらこスパゲッティのせいなのか、はたまたゲームのしすぎで眼が疲れているだけなのでしょうか。 例えば連…
DVDで。初見。
DVDで。観るのは今回が初めて。1作目のグレゴリー・ペックに引き続き、主演俳優にウィリアム・ホールデンを迎える豪華さ。さらにランス・ヘンリクセンが出てきてビックリ。この人もいろいろやってますね…。
TREE CLIMBERSアーティスト: 木村カエラ,渡邊忍出版社/メーカー: 日本コロムビア発売日: 2006/09/06メディア: CD クリック: 19回この商品を含むブログ (165件) を見るヒストリー・オブ・バイオレンス [DVD]出版社/メーカー: 日活発売日: 2006/09/08メディア:…
待ちに待った『ニア・ダーク 月夜の出来事』の国内盤DVD発売(9/21です)を記念して、今月は個人的にキャスリン・ビグロー祭りを開催いたします。ということで、スタートは2000年作品のこれを、DVDで。観るのは2回目です。 過去の事件の真相があっけな…
新宿ミラノ1にて。
DVDで。どちらも初めて。 原題“The Hills Have Eyes”“The Hills Have Eyes Part II”からも分かるとおり、作品の主役は食人一家でも彼らに襲われる家族でもなく、舞台となる「荒れ地」です。『鮮血の美学』における森と同様に、軍の核実験場でもあるこの「…
へうげもの(3) (モーニング KC)作者: 山田芳裕出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/08/23メディア: コミック購入: 5人 クリック: 28回この商品を含むブログ (151件) を見る
ジャック・リヴェット傑作選DVD-BOX出版社/メーカー: 日本コロムビア発売日: 2006/09/02メディア: DVD クリック: 19回この商品を含むブログ (14件) を見る『セリーヌとジュリーは舟でゆく』『北の橋』『彼女たちの舞台』の3本組です。
DVDで。2回目。 タロット占いに始まる静かな導入部分から祝祭的なラストに至るまで、緊張感と笑いが不思議な自然さで同居する、実に美しい映画です。『ゾンビ伝説』と同様、ここにも革命と解放があり、倒錯的な拷問があり、死者に限りなく近いものたちが…
DVDで。ゾンビ映画かと思って観たら、言葉の正確な意味での「ゾンビ」は出てこなくて、仮死状態のまま生埋めされるというエドガー・アラン・ポー『早すぎた埋葬』のヴァリエーションなのでした。ヴードゥーの儀式と黒魔術、拷問と革命、非=西洋世界との融…
テアトル新宿にて。7週目の平日夜だというのに、客席は8〜9割埋まっていました。
アイ・ヴィー・シーの「RKOクラシックホラー ヴァル・リュートン傑作集」は垂涎もののラインナップで、本当は6本すべて欲しかったのですがお金がないのでとりあえずジャック・ターナーとロバート・ワイズ各2本を購入。さらにアンソニー・マンとジャン・ルー…
DVDで。劇場公開時以来、2回目。 シリーズ全体に採用されるメタ構造、ジャンル映画によるジャンル映画の法則への自己言及*1、入れ子構造といった側面は、それ自体決してこのシリーズだけにユニークな特徴とは言えませんし、2作目の「演劇」の主題や3作目…