『ゴースト・オブ・マーズ』

というわけで、今日は会社から帰ってきてDVDで『ゴースト・オブ・マーズ』(ジョン・カーペンター)を観ました。
劇場公開時に2回ほど観て以来、ひさしぶりですが、いやーいい映画ですね!
ラスト、ナターシャ・ヘンストリッジアイス・キューブが銃を手に肩を並べて歩くところでは、じーんとしてしまいました。

『ヴァンパイア/最期の聖戦』もそうでしたが、カーペンターさんは空間の捉え方がなんとも映画的ですよね。
ゴースト・オブ・マーズ』の場合も、鉄道の駅から伸びている大通りと、その両脇に立ち並ぶ病院やら警察署やら酒場やらという風景は、モロに西部劇です。
警察署の建物の中と大通りを中心に話が展開して、通りの向こうにはちょっとした斜面があり、そこを登ったところに崖があって、下は鉱山の入り口で、火星人(に乗り移られた地球人)が集まってワーワー言ってるという、全体の空間設計とその配置には、こちらの記憶を刺激してくるものがあります。
原子力発電所の場所なんかも、線路沿いにちょっと街から離れたところにあるという、あの微妙な位置が、これまたいいとしか言いようがありません。