鎌倉散策・小津めぐり

今日は鎌倉に行って来ました。主たる目的は小津安二郎監督のお墓参り。そのほか、小津作品ゆかりのスポットを散策して参りました*1
品川から東海道線に乗って大船駅へ。松竹の大船撮影所跡地(現在は鎌倉女子大学のキャンパスです)からスタートして、北鎌倉駅でおそばを食べ、円覚寺をひとまわりしてから小津監督のお墓にお参り。すぐそばにある木下惠介監督のお墓にもお参りしました。そこから建長寺鶴岡八幡宮鎌倉駅高徳院(大仏)とまわってから鎌倉駅に戻り、横須賀線に乗って帰ってきました。運動も兼ねて大船から全部徒歩移動だったので、途中から足元がふらついてきましたが、目的もおおむね果たせましたし、鎌倉の独特な町並みと雰囲気も存分に味わうことができて、大満足でした。ひさしぶりに観た大仏も、変な言い方ですけど、以前よりもずっと近しく感じられました。
写真は鶴岡八幡宮、『晩春』で杉村春子が拾ったがま口を胸元に入れるのを笠智衆がとがめるシーンが撮影された場所です。このほか、大仏さまは『麦秋』の原節子杉村春子のシーンですし(「大和のおじいちゃん」がキャラメルを包み紙ごと食べてしまうのがなんともおかしいあの場面です)、同じく『麦秋』で菅井一郎が「カナリアのエサ買ってくる」と言って出かける場面の踏切も見てきました。
近いうちに由比ヶ浜稲村ヶ崎に日光浴しに行こうと思っているのですが、見残したスポットはその時ついでに見てこようかなと考えてます。
 
鎌倉から帰ってきたら小津の映画を一本観るつもりだったんだけど、6時間近く歩き回ってすっかり疲れてしまったので、今日はこのまま寝ることにします。

*1:こちらのサイトを参考にさせて頂きました。ありがとうございました。