『遊星からの物体X』(ジョン・カーペンター)

身体の調子が悪い、疲れていて気分がすぐれない、会社でいやなことがあってむしゃくしゃする、暑くて食欲がわかない…そんな時、わたしは迷わずジョン・カーペンター! ということでひさしぶりにこの作品をDVDで観ました。終盤、「物体X」に発電機を破壊され、このまま自分たちが凍死することになると悟ったカート・ラッセルたちが、そのことで絶望したりパニックに陥ったりすることなく、冬眠してあらたな獲物の到来を待つつもりの「物体X」を抹殺することだけに集中する真摯な姿には、何度観ても胸を打たれます。