『キング・コング』(メリアン・C・クーパー、アーネスト・B・シュードサック)

DVDで。ピーター・ジャクソン版のための予習、というか復習です。ずいぶん以前にビデオで観て以来2回目ですが、ある種の神々しさすら感じられる傑作です。コングがフェイ・レイの衣服を一枚一枚はがしていくというところが、素で恐かったです。
(また始まったと言われそうですが、)キング・コングを「映画」として観ることは、あながち間違いとは言えないでしょう。そもそも映画撮影の話なわけですし、撮影に向かった未開の島で、映画のかわりに巨大ゴリラをつかまえて帰って来て、ニューヨークの映画館(劇場)で観客に見せるわけですから。そしてだからこそ、コングはフラッシュ(光)を当てられることを嫌うのです。