発売日に買って大事に大事にとっておいたら去年文庫化されてしまった
殊能将之の最新作を、ノベルス版で読了。『
鏡の中は日曜日』に心を揺さぶられたものとしては、
水城優臣が登場する終盤の展開に驚きと喜びを感じずにはいられません。といいますか、これを読んでひさびさに『
鏡の中は日曜日』を読み返したくなりました。「横倒し」に驚嘆し、「三段論法」の落ちに深く納得し、アントニオの振る舞いに『
黒い仏』を想起させられ…
殊能将之ファンにはたまらない作品です。
新作が本当に楽しみです(次は出たらすぐに読もうと思います)。