『M-1グランプリ2009決勝戦』

今年の優勝はパンクブーブーでした。もともと好きなコンビなのですが、今日のふたつのネタも非常に安定していました。構成もリズムも緩急もすばらしい。勢いでハネたというよりは実力がそのまま出たという感じで、漫才チャンピオンの名にふさわしいコンビだと思います。
しかし今年はなんと言っても笑い飯で、特に1本目の「鳥人」のネタはまさに神懸かり的な出来映えでした。笑い飯もわたしにとっては非常に思い入れのあるコンビなのですが、正直ここ数年のM-1勝戦でのネタを見る限り、ラストイヤーの今年も優勝は厳しいだろうと思っていました。そこへきてあのネタですからね…。2本目もかなりよかったと思うのですが、ラストの「チンポジ」連打も含めて良くも悪くも笑い飯で、わたしは好きなのですがあれで勝つのは難しいかもしれない。事実悲願の優勝は達成できなかったわけですが、最後の最後に意地を見せてくれた彼らの年として、2009年のM-1は記憶されることになるでしょう。
これまた大好きなハライチをM-1勝戦で見ることができたことも個人的に非常に喜ばしいことでしたし、今日のネタも本当におもしろかったです。