『ショッカー』(ウェス・クレイヴン)

DVDで。初見。予知夢の話はどこ行ったんだとか、電気椅子の前に犯人がやっていた儀式とそのときテレビから出てきたものは一体なんだったのかとか、ガールフレンドの幽霊(?)はなんでいろいろ知ってるんだとか、ネックレスが最強な理由は?とか、そんな最強のネックレスつけてるのになんでガールフレンドは殺されちゃったの?とか、ツッコミどころを挙げていくときりがないのですが、いくつかの魅力的な場面にはこの作家の演出家としての才能が紛れもなく表れています。たとえば公園で次々にいろんな人の身体に乗り移る犯人から主人公が逃げる場面(ロングショットが素晴らしい)や、処刑から脱走までの一連のシーン、父親の身体を乗っ取った犯人に追われて主人公がテレビ塔の一番上まで登るところなど、優れたシーンがいくつもあります。映画序盤で出てくる犯人の家もウェス・クレイヴン的でよかったです。

ショッカー ウェス・クレイヴン監督作品 [DVD]

ショッカー ウェス・クレイヴン監督作品 [DVD]