ナイジェル・ニコルソン『ヴァージニア・ウルフ』(岩波書店)

 岩波書店が刊行していた(らしい)「ペンギン評伝双書」の1冊。初版発行日は2002年6月27日。発売直後に買ったまま、本棚の奥で眠っていました。

恥ずかしながらこの本を読むまで「ブルームズベリー」のことをまったく知りませんでした。また、彼女が出版社を経営し、自ら活字を拾っていたことも。恥ずかしついでに告白すると、わたしはこの歳になっていまだにウルフの小説を1編たりとも読んでおらず、そのことが宿題としてずっと意識の片隅に残り続けています。もはや遅きに失した感はありますが、とはいえ今こそとりかかるべき時期なのかもしれません。