今日のお買い物など

so wonderful ロスト・ハイウェイ [DVD] 太平洋航空作戦 [DVD]
そのほか、高橋悠治ATAK006』も購入。渋谷慶一郎のレーベルからリリースされた、十数年ぶり(?不確かです)の電子音楽アルバムとのこと。ボニピンさんのニューシングルについては近く書きます(そう言えばながらく音楽について書いてませんね)。帰宅後さっそく聴きましたが、とにかくすばらしい!デヴィッド・リンチは格別大ファンというわけでもないのですが、『ロスト・ハイウェイ』だけはなぜか大好きで、時々無性に観たくなってはレンタルしてくる、ということをここ数年繰り返しています。まさに今がその無性に観たくなっている時なので、思い切って買ってしまいました。
さて、まだ火曜日だというのに先週から続いている極度の疲労が頂点に達しているため、今日のところは映画を諦めて、音楽を聴いたり読書したりしています。古い文芸誌を大量処分するために、読み残していた文章に片っ端から眼を通しているのです。例えば昨日読んでた2003年2月号の群像、メインは山根貞男の群像連載終了を受けての山根×金井美恵子対談なのですが、そのほかにも笙野頼子「女の作家に位なし!? ドン・キホーテの寒中お見舞い」と大塚英志「もうぼくは「文学」を引き受けることに躊躇しません」が掲載されていて、ああくだらないとか言いつつもしっかり読んでしまいますし*1、お隣には加藤典洋のあの悪名高き「『海辺のカフカ』と「換喩的な世界」」が載っており、気になりつつも捨てるべき雑誌はまだまだあるので読むのを諦めて、次に群像2003年9月号をひらくと巻頭に藤野千夜の短編『彼女の部屋』が載っていて、これがまた猛烈におもしろく、最近本を増やしたくないからあえて買わずにいた藤野千夜の最近の単行本2冊を、やっぱり買うべきかどうか迷ってしまいます。で、今はワイヤー『154』を聴きつつ、同じ号に掲載されている大塚英志舞城王太郎論(?)を読んでいるところ。ああ眠い。

*1:それにしても大塚の「ですから現在の『文学』が公共的なことばを成立させることを怠り『政治』と『黙殺』を続けるのなら、ぼくは『文学』から出ていくのではなく、むしろぼくが『文学』から『文壇』的愚かしさを差し引いた残り全てを引きとってしまっても一向に構いません」という文章に出てくる「文学」って一体なんですか? わたしにはさっぱりわからない。