『ディボース・ショウ』(ジョエル・コーエン)

公開時に観逃していたこれをDVDで。コーエン兄弟流のスクリューボール・コメディ、のつもりなのでしょうが、物語は最後まで走り出すことなく、いかんともしがたい停滞感が作品全体を覆っています。同じファーストネームを持っているからと言って、ゼタ=ジョーンズにヘプバーンを求めてしまったことが、そもそも間違いだと言うべきでしょうか。繰り返し破られる婚前契約書、というのは悪くないアイディアだと思いますが。
(06/1/10記、06/1/12加筆修正)