『ビートルジュース』(ティム・バートン)

DVDで。ティム・バートンは大好きな監督なのですが、これを観るのは今日が初めて。『ビッグ・フィッシュ』も『ピーウィーの大冒険』も未見。これで本当に好きと言えるのでしょうか…
小高い丘の上に建つ屋敷とその麓に広がる街並みという構造からしティム・バートン的な空間ですし、落下運動によって怪物(幽霊)に変身するという展開は『バットマン』2部作を正確に予告しています。アレック・ボールドウィンが床屋のおじいさんと言葉を交わす小さな場面をすっと挿入してみせるあたりに、ティム・バートンの身体に消し去りがたく焼き付けられた映画的痕跡を見て取ることができます。