『FORSPOKEN』(Luminous Productions/スクウェア・エニックス)

3月中旬に開始して4/9にクリア。その後も時々触って探索を進めていました。

プレイ時間は78時間、現在のトロフィー取得状況は本編77%、DLC100%、全体で80%。

 

シナリオやキャラクター造形は決して悪くないのですが(直近でプレイした『FF16』と比べても)、こじんまりとした印象はぬぐえず、終盤のどんでん返しもさほどの驚きもなく、そのまま淡々と終わってしまいました。DLCのラストは続編をにおわせるような締めくくりになっていますので、シリーズを続けていくことでより大きな物語や世界観を描きたかったのかもしれません。

 

世間で評判の高い魔法パルクールによる高速移動ですが、わたしはそれほど楽しく感じませんでした。最初見たときには美しく思えたオープンワールドの風景も、ゲームを進めるにつれて次第に単調に感じられてきます。同じような建造物や廃墟の街、同じようなダンジョン、同じような山や川や谷…。モンスターの分布も、地域ごとの特色があるのかないのかよくわからず、単調さに拍車をかけています。いくら移動が爽快でも、そのようなマップであれば、ただ広いだけで面白味のかけらもありません。

あるいは、魔法パルクールの高速移動やファストトラベルそのものが、世界の単調さをかえって強調している、という可能性すらあります。移動による時間経過と、それにともなって徐々に風景が変わっていく体験というのは、結局のところとても大事な要素なのでしょうね。