『傷だらけの男たち』(アンドリュー・ラウ、アラン・マック)

新宿武蔵野館2にて。とてもおもしろかったのですけど、いろいろ不満もありまして、たとえばトニー・レオン夫妻をつけねらう男の存在は、中盤まで重要なサスペンスの構成要素であったはずなのですが、あんな尻すぼみな退場のしかたでよかったのでしょうか。もっと「脅迫者」としての役回りを強くして、金城武が事件の真相を知る大きなきっかけとなる、となるべきなのでは? 細かいことで言えば、シュー・ジンレイが指輪を外して死ぬ場面なども、もっと短く切ったほうがよいように感じました。
ともあれわたしとしては、トニー・レオンスー・チー(出てるの知りませんでした!)をひさびさにスクリーンで観ることができて、それだけでも大満足です。