今日のお買い物、仕事の歓び

　　
仕事の楽しさをどこに見出すかは人それぞれでしょうけれど、わたしの場合、同じプロジェクトに関わっている人たち、社内・社外を問わず同じひとつのものを作る仲間たちが、それぞれ自分のやり方で仕事をする、そのやり方に接することに、歓びを感じます。同じひとつの仕事に取り組む時に、誰がやっても全く同じアプローチになるなんてことはなく、やる人ごとにその人なりのやり方というのは絶対にあって、まずはその個別性、その人の痕跡を見るのが好きなのです。個人的に好きなやり方、嫌いなやり方というのはもちろんありますが、そういう好みの問題以前に、ああこの人ってこういう仕事のしかたをするんだ、という発見だったり確認だったりが楽しいみたいです。そして、それに接するわたしは、（生意気な言い方になってしまいますけれど、）そのパートナーの仕事ぶりをもっとアクティヴな状態にしたい、潜在的な可能性を最大限顕在化させたい、要するにその人の仕事ぶりが十全に機能するさまを見たい、そしてそのことで一緒に作っているものをよりよい商品にしたい、と考えて仕事をしているつもりです。十分にやれているかと言われると自信ないですけれど（むしろまだまだできていないことの方が多いと思いますけれど）。
つまり、映画を観ている時と一緒なんです。