『ニュー・ワールド』(テレンス・マリック)

新宿東急にて。
前半の『天国の日々』的な楽園追放の物語に続く後半部分が問答無用の凄さで、観ていて文字通り鳥肌が立ちっぱなしでした。あの前半部分から国王謁見の場面に至る展開の過激さ! 知らぬ間になにかとんでもないところに連れ込まれてしまったかのような感覚に囚われます。ラストのイギリス庭園のシーンなど、呆然とスクリーンを見つめるほかありません。時間構成の過激さもまた、前半の夢のような「楽園」の時空間を生みだしています。
ぜひもう一度スクリーンで観たいのですが、ほとんどの小屋が今週末で打ち切りの模様。もっと早く観ておくべきでした。残念。(5/10記)