2005-10-01から1ヶ月間の記事一覧

『ステルス』(ロブ・コーエン)

新宿プラザにて。『ワイルド・スピード』『トリプルX』の2作が結構好きで、この新作も前々から楽しみにしていました。たとえばラストの北朝鮮国境地帯のシーンなど、お世辞にもすばらしい演出とは言いがたいのですが、それでもこの映画にはいくつかの美点…

エンタ!検定をやってみた。

http://ent.nikkeibp.co.jp/ent/kentei/ +++ 第1回 エンタ!検定 成績発表 +++ あなたの総合得点は77点 全国平均 60点 全国順位(10月8日 23時現在) 2831位(54036人中) −−ジャンル別得点表 −−−−−−−−−−−−−−− 0_________10_______…

『杏っ子』『夫婦』(成瀬巳喜男)

東京国立近代美術館フィルムセンターにて。どちらも2度目。 『杏っ子』は成瀬作品の中でも大好きな一本で、個人的には大傑作だと思っています。ひさしぶりに観てやはり激しく打ちのめされました。中盤で香川京子が後ろの木村功の方を振り返らずにずんずん歩…

『透明人間』(ジョン・カーペンター)

DVDで。週末恒例の「ジョン・カーペンターの復習」シリーズです。この作品、タイトルにいつもの“John Carpenter's”がついていないことからも推測されるように、雇われ監督的な仕事だったようです。音楽も自分でやっていないし、製作のサンディ・キングや…

『東京の合唱』『淑女と髯』(小津安二郎)

DVDで。『東京の合唱』の子供たち*1はその最初の登場場面で円形・球形を作品に導入します。紙風船、自転車、割れてしまったレコード…これらがラストシーンにおけるライスカレーの皿を導き寄せる、などと言えばいささか強引になるでしょうか。「経済的困窮…

『大人の見る繪本 生れてはみたけれど』(小津安二郎)

DVDで。この作品は2度目。完成度の高さには驚嘆すべきものがあります。いつも並んで歩く主人公の兄弟(菅原秀雄と突貫小僧)は、『お早よう』の兄弟として後に反復されるのみならず、「横に並ぶこと」の主題の完成型として、全ての小津作品の原型をなし…

くぐつ草カレー@くぐつ草

東京・吉祥寺の喫茶店くぐつ草のカレーを食べてきました。何度か入ったことはあるのですが、カレーを食べるのは今日が初めて。量は少なめで、ダイエット中のわたしにはちょうどよかったです。お味の方は…決してまずいわけではなくて、むしろとてもおいしかっ…

今日のお買い物。雨に濡れて歩く。

BEATアーティスト: 木村カエラ,奥田民生,kaela kimura出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント発売日: 2005/10/05メディア: CD クリック: 36回この商品を含むブログ (120件) を見る 木村カエラのニューシングルをさっそく買ってきました…

『青春の夢いまいづこ』(小津安二郎)

DVDで。この映画では戦後の小津作品で反復される主題の萌芽を見ることができます。なかでも重要な「並ぶこと」の主題が、ここでは江川宇礼雄演ずる主人公を悩ませることになります。急死した父の跡を継いで社長となった彼は、彼の会社に雇われた友人たち…

『サウンド・オブ・ミュージック』(ロバート・ワイズ)

DVDで。ロバート・ワイズ追悼・第3弾。ちゃんと観るのは何年ぶりのことでしょうか(15年以上前になるかも)。ひさしぶりに観て、とてもおもしろく感じたのですが、見上げる視線/見下ろす視線だったり、ホラー映画かと見まがうほど陰影を強調した画面設…

『ゴーストハンターズ』(ジョン・カーペンター)

DVDで。この荒唐無稽で支離滅裂なフィルムがわたしは大好きなのですが、ショウ・ブラザーズのクンフー映画にカート・ラッセル演ずる絵に描いたような「アメリカ人」(トラック野郎!)が飛び込んでいって世界を救うという物語に、3組のカップルの恋愛を…