2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧
DVDで。退屈はしないのですが、どうも単調な印象がつきまといます。ブラッド・ピットの勝ち逃げが読めちゃうからなのでしょうか。この監督さんの作品はこれが初めてですので、もう何本か観てみたいと思います。 (1/15記)
DVDで。これはおもしろかったです。リチャード・ギアはモスマンを見ていないというのがいいじゃないですか。彼に与えられるのはもっぱら音だけなんですよね。公開時に観たきりの『隣人は静かに笑う』を、なんだか観直したくなってきました。 (1/15記)
DVDで。初見。これは実にすばらしいです。脚本も演出も見事に組み立てられています。冒頭の狙撃シーンも、中盤の尾行者を返り討ちにする場面も、終盤の農場のシーンも、巧みに構築された空間、伸縮自在な距離によってサスペンス豊かな持続が生みだされて…
DVDで。初見。決して悪い映画ではないのですが、『ロード・オブ・ドッグタウン』ほどうまくいっていないように見えるのは、例えばリストカットという要素が通俗的なイメージのままに(いわば無批判に)用いられているからなのかもしれません。逆に言えば…
新宿ミラノ座にて。脚本をデヴィッド・コープが書き、ティム・ロビンスが出ていて、宇宙人が家の地下室を歩き回るとくれば、『宇宙戦争』(スティーヴン・スピルバーグ)を想起しないわけにはいきません。 …と書いて数日寝かせてみたものの、これ以上話が広…
DVDで。初見。子役の女の子、どこかで見た顔だと思ったらキルスティン・ダンストでした。 サイコロを振るにつれて周囲が次第にジャングル化し、ついにはカオス状態に至るという物語は、それだけでとてもおもしろいわけですが、ジョー・ジョンストンはその…
映画の帰りに、東京駅八重洲地下街にあるこのお店に入ってみました。わたしは全く知らなかったのですが、もとはカレーうどんのお店として有名らしいですね。言われてみれば、カレーソースをだし汁でのばしたカレーうどんのかけ汁の味に近く、他店のスープカ…
東京国立近代美術館フィルムセンターにて。前者は小林弘人さん、後者は天池穂高さんのピアノ伴奏つき。ともに初見。 『君と別れて』はなんとも美しい作品で、成瀬の演出はここにおいてすでに完成の域に達しています。とにかくどのシーンをとってもすばらしい…
DVDで。
東京国立近代美術館フィルムセンターにて。特集「シネマの冒険 闇と音楽 生誕百年の監督たち」の中のひとつで、小原孝さんのピアノ伴奏つきでした。すべて初見。 斎藤寅二郎の映画は大学生の時に2本ほど観たきりなのですが、今日の2本も含めてものすごくおも…
DVDで。
パレード作者: 川上弘美出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2002/04/25メディア: 単行本 クリック: 8回この商品を含むブログ (84件) を見る
DVDで。
渋谷シネマライズにて。これはとてもいい映画でした。昨年観たドキュメンタリー映画『DOGTOWN & Z-BOYS』(ステイシー・ペラルタ)のフィクション版なのですが、きっちりとした構成のもとに積み重ねられる細部が魅力的で、病気の少年の家に3人が集まるラスト…
熊の場所 (講談社ノベルス)作者: 舞城王太郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/12/07メディア: 新書購入: 1人 クリック: 46回この商品を含むブログ (112件) を見る舞城王太郎の饒舌体には、そこで繰り出される言葉の量とは裏腹に、覆い隠しがたい「貧しさ…
DVDで。公開時に観逃していて、観るのは今回初めてです。突っ込みどころ満載だからといって、これを中途半端なタイムパラドクスもののSFと考えてはなりません。ディックの原作をもとにしつつも、ジョン・ウーがやりたいのはあくまで『北北西に進路を取れ…
新宿ピカデリー1にて。「ハリー・ポッター」シリーズはこれまですべて映画館で観ていますが、シリーズものを観る楽しみ(キャラクターの継承と発展、前作への批評意識)の非常に希薄なこの連作にはそろそろ飽き飽きし始めていて、とは言いながら、今回も何に…
新宿プラザにて。新年1本目はこの映画でした。 ナオミ・ワッツを見つめるキング・コングの視線、あるいはナオミ・ワッツとキング・コングが交わす視線は、コングが一方的に「見られる」存在であったオリジナルの1933年版にはなかった(あるいはそれほど強調…
31日から1日にかけては実家で過ごしました。近所の神社で初詣を済ませて実家のお雑煮を食べないと、なんとなく一年が始まらない気がするのです。 さて、いろんな方々のベスト10ものを楽しく拝見させて頂いておりますが、わたしも2005年もっとも心に残ったも…