2005-01-01から1年間の記事一覧

『ソウ』(ジェームズ・ワン)

DVDで。

『ALWAYS 三丁目の夕日』(山崎貴)

会社帰りに、新宿コマ東宝にて。ところでわたしはこの新宿コマ東宝という小屋が大好きで、東宝系の邦画は極力ここで観るように心がけています。あのいかにも一昔前の映画館といった風情の、天井が高くて椅子のクッションが過剰に柔らかくなくてアームが木製…

『イン・ハー・シューズ』(カーティス・ハンソン)

新宿スカラ3にて。風邪と腰痛のせいで土曜日から日曜の昼にかけて家でぐったりしていましたが、夕方になっていくぶんマシになってきたので、公開前から楽しみにしていたこの映画を観に行ってきました。 カーティス・ハンソンは大好きな監督のひとりで、『バ…

町田康『きれぎれ』(文春文庫)

きれぎれ (文春文庫)作者: 町田康出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2004/04/07メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 16回この商品を含むブログ (93件) を見る

『マイ・ボディガード』(トニー・スコット)

DVDで。

『エネミー・オブ・アメリカ』(トニー・スコット)

DVDで。この映画を最初に劇場で観たとき、そのあからさまな『エンド・オブ・バイオレンス』(ヴィム・ヴェンダース)への言及ぶりに驚かされたものです。スパイ衛星や街頭に設置されたビデオキャメラによる監視社会という物語上の基本設定の同一性もさる…

今日のお買い物

Thiefthアーティスト: Susan Howe & David Grubbs出版社/メーカー: Blue Chopsticks発売日: 2005/10/31メディア: CDこの商品を含むブログ (2件) を見る

『世界』(ジャ・ジャンクー)

銀座テアトルシネマにて。わたしにとってはこれはちょっとした衝撃でした。ジャ・ジャンクーの映画はデビュー作『一瞬の夢』以来すべて観てきましたが、正直ここまで心に響いてきたことはありませんでした。もちろん過去の3作もすごい映画だったわけで、わ…

舞城王太郎『世界は密室でできている。』(講談社ノベルス)

世界は密室でできている。 (講談社ノベルス)作者: 舞城王太郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2002/04メディア: 新書購入: 3人 クリック: 35回この商品を含むブログ (150件) を見る奈津川家サーガの番外編といったところでしょうか。『煙か土か食い物』の中…

『女は男の未来だ』(ホン・サンス)

新宿武蔵野館3にて。観たい観たいと思っているのになかなかタイミングが合わず、ようやくこれが2本目のホン・サンス作品ですが、数年前の東京国際映画祭で観た『オー!スジョン』のすばらしさは今も記憶に鮮明に残っています。そのときは観ていて増村保造…

『アコード・ファイナル』(I.R.ベイ)

有楽町朝日ホールにて。第6回東京フィルメックス・特集上映「映画大国スイス 1920's〜1940's」の1本。大傑作です。これほど充実した作品を観ることができたのですから、どの程度までダグラス・サークが演出したのかといったことはこの際どうでもいいような…

『フリー・ゾーン』(アモス・ギタイ)

有楽町朝日ホールにて。第6回東京フィルメックス・特別招待作品の1本。3人の女性が車で移動するロードムーヴィー。イスラエルからヨルダンに入る国境の検問所の場面だとか、パレスチナ人女性とイスラエル人女性がお金のことで言い争いをする「フリー・ゾ…

『スターマン/愛・宇宙はるかに』(ジョン・カーペンター)

DVDで。ものすごくいい映画です。カレン・アレンの住む湖畔の家だとか、鹿を甦らせるジェフ・ブリッジスをアレンが食堂の窓から見つめるシーンだとか、クレーターに行く手前の食堂でパイを食べるところだとか、ひとつひとつの場面が丁寧に作られていて、…

今日のお買い物

『ザ・ファン』(トニー・スコット)

DVDで。オープニング・デイの場面には心底感嘆させられます。1.ロバート・デ・ニーロ親子を含む観客たちのグラウンドに向けられた視線、2.クライアントとのアポイントの時間を気にしてデ・ニーロが幾度も自分の腕時計に向ける視線、3.そんなデ・ニ…

今日のお買い物

『TAKESHIS'』(北野武)2回目

新宿ピカデリー3にて。前述のようにひどい体調で、先日の二の舞になりそうだったので、今日はやめようかと劇場前でさんざん悩んだ末に結局入ったのですが、結果的には前回よりも集中して楽しく観ることができました。 前回は「おもしろかったけれど、でもこ…

『ブラザーズ・グリム』(テリー・ギリアム)

新宿ミラノ座にて。いっこうに治らない腰痛といくら寝ても全く抜けない異様な疲労とでぐったりしながら観ていたのでまともな判断はできませんが、全然期待しないで観に行ったせいでしょうか、決して好きな映画ではないけれど、かといって悪い映画ではなかっ…

今日のお買い物

ダンディー少佐 エクステンデッド・バージョン [DVD]出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント発売日: 2005/11/23メディア: DVDこの商品を含むブログ (2件) を見る何が映画を走らせるのか?作者: 山田宏一出版社/メーカー: 草思社発売日: 20…

『デイズ・オブ・サンダー』(トニー・スコット)

DVDで。初見。たとえばトム・クルーズが怪我を負ったマイケル・ルーカーの代わりにレースに出ることになり、ロバート・デュヴァルの協力を得ようと彼の農場を訪れるとき、彼らの足もとをちょこちょこと歩く犬だったり、あるいはマイケル・ルーカーの農場…

『スパイ・ゲーム』(トニー・スコット)

帰りの電車で少し寝て体力を回復、帰宅後DVDでこれを観ました。公開時以来2回目。 たとえばブラッド・ピットがベイルートの酒場でキャサリン・マコーマックとちらりと交わす視線、まずはその簡潔なショットの連鎖で男女の出会いを描くトニー・スコットの…

『TAKESHIS'』(北野武)

丸の内プラゼールにて。 以前からとても楽しみにしていた北野武最新作だというのに、体調最悪で頭が全く働かず、後半ぼーっとしていました。というわけで二回観るつもりはなかったのですがもう一回観に行きますので感想はその時に。 どうでもいいのですが、…

『トゥルー・ロマンス』(トニー・スコット)

DVDで。 タランティーノによる脚本は過去の映画作品への言及に満ちているわけですが、ここで重要なのは引用される映画そのものというよりも、いかにも映画に出てきそうなドラマティックな場面と主人公の関わりです。ここで言うドラマティックな場面とは、…

羅針盤解散

福音アーティスト: 羅針盤出版社/メーカー: リトルモア発売日: 2003/10/22メディア: CD購入: 3人 クリック: 43回この商品を含むブログ (32件) を見る解散はもちろん悲しいことですし、もっともっと羅針盤のあたらしいうたを聴きたいのですが、「ちゃいなのリ…

『ハンガー』(トニー・スコット)

DVDで。初見。ほとんど予備知識なしに観たのですが、これはすごい! まずはトニー・スコットが、同時期にデビューしたキャスリン・ビグロー同様、監督第1作の題材として「吸血鬼」ものを選んでいることに心底驚かされます*1。わたしがふたりの作る作品に…

『ティム・バートンのコープスブライド』(マイク・ジョンソン、ティム・バートン)

新宿ピカデリー2にて。『チャーリーとチョコレート工場』の方が過激だとは思いますが、ティム・バートンとダニー・エルフマンの仕事ぶりはこの77分の小品にあっても非常に充実しています。しかしもちろん、このフィルムに込められているミュージカル映画へ…

ROVO、サヴァス&サヴァラス

LIVE at 日比谷野音 2003.05.05~MAN DRIVE TRANCE SPECIAL~アーティスト: ROVO出版社/メーカー: WONDERGROUND MUSIC発売日: 2003/10/10メディア: CD購入: 1人 クリック: 11回この商品を含むブログ (47件) を見るMananaアーティスト: サヴァス・アンド・サヴ…

『ランド・オブ・プレンティ』(ヴィム・ヴェンダース)

シネカノン有楽町にて。ものすごく感動的な映画で、観ていてとても心を動かされました。でもこの映画の美しさをうまく言葉に言い表す自信が、わたしにはありません。 後半伯父と姪の車での旅が描かれるかと思いきや、デス・ヴァレーからニューヨークに行く途…

『アワーミュージック』(ジャン=リュック・ゴダール)2回目

日比谷シャンテシネ3にて。「1回観ただけではわからない」というわけではないけれど、1回観ると何度でも観たくなるのがゴダール作品です。ということで2度目を観終えた時点ですでにもう一度観たくて観たくてたまらないわけですが、それはさておきこの新…

ジョン・ファウルズ死去

今頃知ったのですが、亡くなられたのですね。享年79歳。 ご冥福をお祈りします。